2019年12月に中国で放送され、高視聴率をマークした歴史ドラマ「大明皇妃Empress of the Ming」
主演は湯唯(タン・ウェイ)さん。
映画『ラストコーション』(2007)など映画界での活躍が多く、ラストコーション以降はテレビドラマ出演はほとんどありません。
プロデューサーは本作品に主演してもらうため8ヶ月もかけて湯唯さんを説得したそうです。
舞台は中国・明の時代(日本は室町時代:足利義満が日明貿易を始める2年前)。
叔父が甥の皇位を簒奪する靖難の変が起こります。
この事件で幸せだった姉妹の運命が大きく変わってしまうのです。
それでは、中国で話題の歴史大作『大明皇妃』第1話のあらすじ・感想を紹介します!
大明皇妃Empress of the Mingのキャスト
10月2日発売『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2021年版』では、タン・ウェイ主演の『大明皇妃-Empress of the Ming-』と錦衣衛のエリート衛士が活躍する『花様衛士〜ロイヤル・ミッション~』を中心に、明が舞台のドラマを特集! https://t.co/DJbtzylUym #大明皇妃 #タン・ウェイ #花様衛士 #錦衣衛 pic.twitter.com/M39qBl11GH
— キネマ旬報社 アジア本情報 (@kinejun_asia) August 14, 2020
- 孫若微(そんじゃくび):タン・ウェイ
- 朱瞻基(しゅせんき):ジュー・ヤー・ウェン
- 朱祁鎮(しゅきちん):チャン・イーシン
- 徐浜(じょひん):チャオ・ジュンユー
- 胡善祥(ごぜんしょう):ドン・ジアジア
- 朱棣(しゅてい):ワン・シュエチー
- 朱高煦(しゅこうく):ユー・ハオミン
- 朱高熾(しゅこうし):リャン・グァンホア
- 朱高燧(しゅこうすい):ルワン・ユエンフイ
- 于謙(うけん):スー・コー
大明皇妃1話あらすじ
異変
ふたりの姉妹が庭で遊んでいると、空から次々と爆弾が落ちてきた。
妻と子ども達に早く逃げるように急かしていたのは、朝廷の役人御史大夫・景清だった。
靖難の変
「燕王・朱棣が有利」という戦況に苛立つ建文帝は祖父・洪武帝の肖像画の下から剃刀と僧衣を見つける。
建文帝は無念の表情で髪を落とし出家。
朝廷の役人達は朱棣側の兵士に次々と命を奪われた。
その夜、朱棣(永楽帝)は朱瞻基(朱棣の孫)と宮殿の屋根の上にいた。
燃える城下を見て「歴史に残る逆賊になってしまった」と朱棣は涙を流す。
姉妹の別れ
景清は立ち並ぶ兵士の中に旧知の孫愚を見つける。
2人の娘を孫愚に託し、敵兵の刃に倒れる景清と妻。
孫愚は泣き叫ぶ姉(若微)を抱きかかえ、姉妹を連れてその場から去ろうとする。
その時、倒れた母に駆け寄った妹(蔓茵)と若微の手は離れ、混乱の中、姉妹は生き別れてしまう。
妹(蔓茵):宮中
泣きじゃくる蔓茵を助けたのは、皇太子(朱瞻基の父)と朱瞻基だった。
皇太子は女官・胡尚儀に蔓茵の面倒をみるよう命じる。
淡々とした胡尚儀は初め蔓茵を洗濯係に行かせようとする。
しかし、蔓茵の無邪気で愛らしい様子に気が変わり、胡善祥という名を与え手元におくことにする。
10年後、善祥(蔓茵)は胡尚儀の元で女官として美しく成長していた。
姉(若微):
孫愚の養女となり、都を去った若微。
10年の月日が経ち、永楽帝が遠征から戻るタイミングを狙い2人は都に戻ってきた。
靖難の変で家族をなくした遺児たちと永楽帝暗殺の計画を実行するためだ。
男装の若微は孫愚と共に仲間の襲撃を見守る。
しかし、情報が漏れていたため暗殺は失敗。
仲間を助けられぬままアジトの骨董屋に戻ると、しばらくして錦衣衛(秘密警察のような組織)が捜査にやって来る。
その責任者は朱瞻基。
執拗に自分を監視する朱瞻基に「さっきまで泣いていたのでは」と指摘され、若微は動揺を隠せなかった。
大明皇妃1話の感想
覚えられない!
いきなり登場人物が多すぎて、混乱気味です(;^_^A
人物相関図で皇室の親子関係を確認しつつ見ました。
顔を覚えるまで必要かも!?
相関図はこちらで見られます(笑)
みんな名字が朱だし、役職(漢王など)や親族間の呼び名(二叔など)で呼ぶので、明の歴史に疎い私は「誰なのよ(-_-メ)」といちいち確認しておりました。
演技が素敵
このドラマは、皇位簒奪・両親の死・姉妹の生き別れetc.内容がシリアスだけど要所にコミカルなシーンがあって俳優さんの演技が秀逸です!
その1つが、妹の蔓茵と胡尚儀の出会いのシーン。
蔓茵に気づいた胡尚儀の表情!何とも言えません。
ゼンマイ仕掛けの小鳥に惹かれ、一緒にさえずってしまう蔓茵のあどけなさ。
不器用な優しさを垣間見せる胡尚儀を演じるのは師悦玲。
舞台での活躍も多い女優さんです。
そして、成長した朱瞻基が祖父や叔父たちを気遣いながら振る舞うシーン。
表情が中間管理職のサラリーマンみたいです(⌒∇⌒)
朱瞻基を演じるのは朱亜文。
『孫子兵法』の孫武です。
でも、私にとってはテレビドラマ『紅いコーリャン』の余占鰲の方がピンときました。
周迅と共演していた時は日焼けした労働者だったので最初は分かりませんでしたが、どこかで見たことのある眼差し…で思い出しました。
余占鰲の鋭い眼光が印象的な俳優さんですが、意外にもコミカルな演技も可愛らしく笑いを誘います。
さいごに
第1話では若微姉妹の生い立ちと、朱瞻基一族との運命的なつながりが明かされました。
最後には若微と朱瞻基が対面しました。
若微は錦衣衛の捜査をうまくかわすことができるのでしょうか?
第2話が楽しみです(^^)
2話のネタバレと感想はこちら↓

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