漢王の策にはまり、葬儀での話を認めてしまった朱瞻基。
趙王に漢王の罪をあばかせようとした時、
瓦剌族が国境を越えた、と報告がはいりました。
朱瞻基は自ら出陣を決意します。
それでは、『大明皇妃』第41話のあらすじ・感想を書いていきたいと思います!
大明皇妃41話あらすじ
出陣を前に
生まれてくる子に一言残してほしい、と若微が言う。
「父は“国は泰山よりも重い”と言っていた、と伝えてくれ」
と答え、朱瞻基は出陣して行った。
軟禁がとかれて…
漢王の屋敷に多くの家臣が挨拶に来るが、中に入れてもらえない。
漢王妃は「軟禁がとかれ、陛下からたくさんの贈り物をいただいたのに、
どうして会おうとしないの?」と理解できない様子だ。
「子どものために事をあらだてないで」と漢王妃は釘をさす。
「全く運のいいヤツだ。瓦剌族が攻めてきたせいで、オレの事は
もみ消されてしまった。これからは来た人の名前を覚えておくように。」
と漢王は答えた。
馬哈木の作戦
明軍が瓦剌軍の先鋒を囲いこみ、瓦剌軍は50里さがった。
朝廷は明軍が有利なうちに引き上げることを求めている。
朱瞻基は于謙に阿魯台、韃靼、兀良哈の大ハーンに手紙を渡すように命じる。
「交易市を乱し、国境を侵すことがなければ、明軍は退却し、交易市での優遇を認める」という内容だった。
于謙が「馬哈木には手紙を出さないのか?」とたずねる。
朱瞻基は「馬哈木の戦術は優れ、自分たちで銃や大砲を作ろうとしている。
馬哈木が生きている限り、辺疆の地に平和は来ない。」と答えた
すると、瓦剌の使者が宣戦布告にやって来た。
明軍の三千営と馬哈木率いる中軍で決戦しよう、という内容だ。
もし、明が負ければ朱瞻基が生きている間は長城の外には出ない事とし、瓦剌が負ければ朱瞻基の処罰を受けよう、と言う。
朱瞻基は応じることにした。
決戦前日
于謙は「皇帝自ら前線に立つ必要はない」と朱瞻基を諌める。
朱瞻基は「大砲や銃で勝利しても、死者が増え、関外(山海関の外)の民心を得るのが難しくなる。交易市の志とも合致しない。馬哈木が得意とする騎馬戦で、朕自らが敵を倒せば他の部族も戦わずして降伏するだろう。」と胸のうちを明かした。
そして、天を仰ぎ祖父と父に明を守ってくれるよう祈りを捧げた。
同じ頃、馬哈木と也先も天に祈っていた。
決戦当日
朱瞻基は永楽帝以来5回の北征により守ってきたこの土地を
敵に侵されぬよう兵士たちを鼓舞した。
「朕が落馬しても、攻撃の勢いを止めてはならぬ。これが最後の命令である。」と言って、敵陣に向かって行く。
その頃、若微が無事に男児を出産した。
決戦を制したのは…
激しい戦いの末、馬哈木に朱瞻基の投げた矛が刺さり、明軍は勝利した。
也先たちは、わずか13人で西の高原へ逃げて行った。
阿魯台、韃靼、兀良哈の大ハーンは明に降伏する。
于謙は朱瞻基の命で、馬哈木の本営から見つけた物を持ってくる。
実は大きな傷を負った朱瞻基。怪我を周囲に気づかれぬようしながら
降伏した部族に薬・テント・牛・羊を褒美として、于謙が直接渡し、交易市の意義を説くように命じる。
そして、戦死した兵士たちを弔う儀式がおこなわれた。
儀式の最後に「一緒に来たのだから、骨となっても共に家に帰ろう!」
と呼びかけると、兵士たちも一斉に「家に帰ろう!」と声をあわせた。
その頃、善祥も無事に出産していた。男児であった。
帰京
都に戻った朱瞻基は最初に祖廟をおとずれた。
そして皇太后のもとに向かい、黙って出陣したおしかりを受ける。
皇太后は「早く子どもに会いなさい!」と言う一方で
漢王の周辺から誹謗中傷がたくさん耳に入ってくる事も知らせる。
祁鈺
朱瞻基は善祥と祁鈺に会いに行く。
目元が自分に似ている、と喜ぶ朱瞻基は「若微の子に会ったか?」と聞く。
「皇太后のところで。この子より大きくがっちりしている。」と善祥は顔をそむけた。
祁鎮
若微が祁鎮を連れて、朱瞻基のもとにやって来た。
早速、朱瞻基は祁鎮を抱き「馬術も弓もうまくなりそうだ」と言いテーブルに座らせては「皇帝姿もさまになっているな」とご機嫌だ。
そして生後1ヶ月の『満月酒』のお祝いの話をしていると趙王が現れた。
暴露
「明日にしてくれ」といっても、趙王は難しい顔をして動かない。
若微を下がらせ、耳元で趙王の報告をきく朱瞻基。
若微は去り際に、その険しい表情を見ておどろく。
「皇后(善祥)と漢王が…」
「この世から漢王の存在を消し去る方法はないのか?」
と言って朱瞻基は怒りのあまり趙王をつきとばす。
どうすれば…
祖廟で永楽帝の肖像画に向かって、朱瞻基は語りかけた。
…漢王の家族や仲間たちがデマを流した時、私は耐えた。
漢王の家臣たちが奏状で私を愚帝と罵っても、私は一人も罰さず耐えた。
軟禁は不自由だろうと、軟禁もといた。私は国のために出陣した。
これで、漢王だって良心が目覚めるだろうと思っていた…
そのころ、錦衣衛が漢王の家臣を次々と捕らえていた。
大明皇妃41話感想
于謙の持っていたもの
戦の後、于謙が「後で見てください」って渡した物はなんだったのでしょう?
馬哈木の首(・・?)
馬哈木の本営の周りを掘って探した…と言っていました。
戦場で亡くなった馬哈木をわざわざ本営に埋めるかしら?
でも、于謙は顔を知っているから、やっぱり首かな。
余談ですが、追悼の儀式、長かったです(;^_^A
ちょっと言い訳っぽい
肖像画に向かってぶつぶつ言っている朱瞻基。
悩んでいるのかと思いきや…
廟に行く前に、錦衣衛に命令は出してんじゃんΣ( ̄□ ̄|||)
それにしても、朱瞻基をあんなに怒らせるなんて、
趙王はどこまで話したのでしょうか?
大明皇妃41話さいごに
子どもの扱いで、露骨に差が出ていて善祥も祁鈺もかわいそう。
その上、趙王が密告してしまったから、
ただでは済まないでしょうね(>_<)
第42話、どうなるのかドキドキします!
