于謙は朝廷で戦に反対し、左遷させられてしまいました。
太皇太后は弟を失った悲しみのあまり、若微への憎悪をつのらせます。
親子関係は、出兵はどうなるのでしょうか?
それでは、『大明皇妃』第48話のあらすじ・感想を書いていきたいと思います!
大明皇妃48話ネタバレあらすじ
自立したい!
若微は昨夜の太皇太后の騒ぎを祁鎮に話す。
何も知らないかのようにふるまう祁鎮。
「今まで、私が私的な恩や恨みを政治に反映させたことがあった?太皇太后との不仲も引きずらなかった。
だけど、おまえは子どものくせに2人をそそのかした。太皇太后は私達親子の関係を壊そうと本気で思っている。
家族でいがみ合って何が面白いの?」という若微
祁鎮は「私は何も言ってない。皇帝なのだから。」と答える。
「どこが皇帝なの?」と笑う若微。
「もう子どもじゃない。父や曽祖父のような武勲をあげた皇帝になるんだ!」
と祁鎮は言い返す。
「おまえの曽祖父は残虐だったが物事の是非はハッキリしていた。祖父は強くはなかったが菩薩の心を持っていた。父は遊び好きだったが、勇猛で慈悲深かった。
おまえは?
離間の策などもてあそびおって。
私の亡き後、やっと皇帝になれると思っているようだが、
私なしで玉座にいられると思う?
早くおまえが大人になるように、今まで胸を痛めて尽くしてきた。
母親が息子に不利な事をするはずがない。本当のことを言ってちょうだい。」
と若微は訴えた。
祁鎮はためらい、こう言った。
「本当のことを言えば、気分を害する…母上の愛はまるで濡れた綿入れのよう。着れば重く、脱げば冷たい。」
雨の中を泣きながら歩いた若微は風邪で寝こんでしまう。
夢の中に現れた朱瞻基に、若微は祁鎮に言い聞かせてくれ、と頼む。
首を横にふり拒む朱瞻基。目覚めて夢と気づく。
医者達は、祁鎮が孝行心から自分の肉を煎じて薬にするよう命じた、と伝える。
左遷
楊士奇に送られて于謙が来たのは、人々が苦役に従事する石灰窟だった
于謙は楊士奇に
「若い頃は永楽帝にだって諫言を辞さなかった3人が、なぜ子ども相手に言葉が出ないのか不思議だ」と言う。
「将来、入閣したら分かるだろう。きれいごとを言うのも烈士になるのも簡単。
国政をうまくまとめ、身の安全も確保するのは実に難しい」
と楊士奇は笑った。
「生きのびなさい。いつか国がおまえを重用することを願っている。」
于謙は楊士奇に丁寧に礼をした。
母が折れる
若微に呼び出された3楊。
祁鎮が出陣した場合、安全を担保できるか?と問われ、
「絶対とは言えないが、京師三大営の50万の精鋭兵を張輔に率いさせれば、万一のことは起きないかと。張輔は長年永楽帝と従軍していて経験豊富で落ち着いている。また各地の官吏に報告を徹底させよう。」
と楊栄は答える。
楊溥や楊士奇も、「50万の大軍なら瓦剌も正面からぶつかっては来ないだろう。お金がかかるだけだ。」と楽観的だ。
ホッとした若微は「祁鎮は成長し、私が権力を離さないと噂になっている。この戦は負けたとしても、外で見聞を広めるという意味で価値があるだろう。」と周到に計画するよう頼んだ。
楊士奇から于謙の報告をうけ、若微は
「于謙に重労働を課さぬように。陛下に代わって于謙を守らねば。」と言う。
短剣を手にしてためらう祁鎮に若微からの口宣がくだる。
「陛下には出陣していただくので、肉は不要。内閣の大臣たちとよく協議するように。」
廃位されるかと心配した祁鎮は思いがけず出陣を認められ、喜びのあまり走り回る。
出陣
朱瞻基の時と同じように祁鎮の出陣を見送る若微
「毎日軍報を送るように。人民を自分の子と思い、おごらず自惚れず、先に恩を施し戦は後にするように…」
「わかりました」と祁鎮は面倒そうに答え出陣して行った。
王振の財宝をのせた馬車も軍列に続いた。
あまい考え
「雪が降る前に瓦剌軍は退却するだろうから、50万の軍が宣府・大同につけば也先は攻撃を避けて逃げるだろう」と楊栄は言う。若微は意外そうだ。
間違いの始まり
祁鎮は軍営のテーブルの下で日光をさけ涼んでいた。
祁鎮が「瓦剌を始末したら関外の地をやる」と言うと、
「それよりも実家に遊びに来てくれる方がうれしい」と王振は答える。
そこで祁鎮は進路を変更するよう命令をくだす。
徐濱
若微の元に徐濱が帰国した知らせが届いた
ずっと探させていたのだった。若微はすぐに会えるよう手配させる。
あきれる樊将軍
祁鎮が突然進路を変え、王振が農地を踏み荒らさぬよう進軍速度を下げさせた。
「王振の言葉は陛下の言葉と同じ」と兵士は止めるが、樊将軍は直談判しに行く。
古い廟で一夜を過ごすことにした祁鎮。
さえぎる王振に樊将軍は語気を強める。
「ここがどういう場所がわかっているのか?近くに味方はいないし、軍はすぐに集結できない。也先の騎兵が来たら大変なことになる!」
王振は樊将軍をタダ飯食いとののしった。
「せめて軍の半分を懐来城に行かせるよう陛下に頼んでくれ。城壁があり安全だ。田畑を踏んでしまうが賠償すれば良いではないか。」
樊将軍は言葉をやわらげる。
しかし王振は
「陛下は私の実家に行くのだ。田畑を踏むことは私を無視し、陛下を無視すること。」と冷たく答えた。
養子の宦官が財宝の車の報告に来る。重すぎて動かないと聞き、王振は激怒する。
団結する?
也先は兀良哈の族長を鞭でたたき、裏切り者とののしっていた。
張克倹を処刑する時に、明軍が来たら一緒に戦う約束をしていたが、今になって部族の長老が同意しない、と言い訳をしていた。
そこへ明軍の現在地の報告が入る。
“土木堡”は雨が多く大砲や火銃は使えない。補給は後方にあり、軍列は長蛇のようで、前後はうまく反応しないだろう。
「100年に一度のチャンスだ」也先と部族長たちは笑った。
各部族に兵を集める号令が発せられた。
迫りくる危険
雷に驚いて若微が目を覚ました。
夢の中で朱瞻基に祁鎮を出陣させたことを怒られたという。
その頃、祁鎮は王振とあやとりして遊んでいた。
外では樊将軍ほか10数名の大将達が雨の中ひざまずき、祁鎮に直訴しようと待っていた。
大明皇妃48話感想
張克倹の次は
今度は祁鎮にイライラさせられます!
日に焼けるのが嫌、寝所であやとり、王振の家に寄り道\\\٩(๑`^´๑)۶////
そりゃ負けるわな…。
樊将軍…老いても素敵!
重いのね…(;^_^A
祁鎮の母への本音、グサリと来ました。
若微はほめるのが下手ですよね?→自分がそうだからよく分かる(⌒-⌒; )
そこまで言うか?と言い過ぎるところも、身に覚えあり…
大明皇妃48話あらすじとネタバレ!さいごに
いよいよ49話は歴史に残るあの事件です!
楽しみです!
