皇帝となった祁鈺は、若微や3楊、于謙が実権をにぎっている事に気付きます。
祁鎮が戻った時のことを考え「命だけは助けてほしい」と祁鈺は懇願し、若微は困惑します。
それでは、『大明皇妃』第54話のあらすじ・感想を書いていきたいと思います!
前回53話のネタバレはこちら

大明皇妃54話ネタバレあらすじ
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— 華ざかり!華流パラダイス (@NBChua) December 16, 2020
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守られた命:1
也先の命令に従い、伯颜帖木儿は祁鎮の首をとろうとする。
祁鎮は抵抗し「自害させろ」と言う。
明国の皇帝としての尊厳を保ち、伯颜帖木儿を明軍の報復から守ることにもなるからだ。
祁鎮が覚悟を決めた時、其木格が矢を放ち、祁鎮を助けるよう伯颜帖木儿を脅す。
伯颜帖木儿は也先に話してみる、と言って立ち去る。
偶然の出会い
泣き叫ぶ祁鈺を残し、黙ってその場を立ち去った若微は馬車をあてもなく走らせた。
雪の中、歩く瓦剌兵の捕虜の集団に出くわし、戦が終われば、捕虜たちは消される運命と知る。
若微は責任者の石亨に捕虜に話をしたい、と伝える。
其木格と祁鎮
ふたりが母親について親しく話していると、也先がやって来た。
祁鎮を連れて行こうとすると、其木格は「私のものだ」と剣を抜き、威嚇した。
也先は怒って出て行く。
結局、祁鎮は也先の天幕に連行されてしまう。
「自分を消せば、明国が黙っていない。長城から外に出られなくなるぞ。私は皇帝なのだ。」と祁鎮が脅したが
「かつてはな…」と也先は言って、剣を抜いた。
皇太后の慈悲
若微は捕虜たちを解放する、と告げた。
「戻ったら、明国の慈悲を子孫に伝えなさい。これから共に仲良くしていくことは、我々だけではなく、おまえたちにとっても望むところであろう。だが、再び武器を手に侵入してきた場合、生きては戻れぬぞ。」
捕虜たちはひざをつき、「皇太后は天と同じように慈悲深い」と礼をした。
宮殿に戻り、餃子を食べる若微の表情はスッキリとしていた。
守られた命:2
也先の剣から逃れながら、祁鎮は叫ぶ。
「私は明国の皇帝で朱家の人間だ。私がここにいるから、明軍は軽々しく攻撃してこないのだ。勝てないのなら、退却しろ。おまえは総帥だろう?瓦剌兵は無駄に命を落としに来たのか?兵の身になって考えろ!」
「おまえは言える立場か?」と也先は言う。
祁鎮は、気づくのが遅すぎたのだ!と泣きだす。
外から歓声が聞こえ、振り上げた剣を止める也先。
伯颜帖木儿が、若微が捕虜を解放したことをうれしそうに報告する。
也先は厳しい表情のまま「この役立たずを連れて行け。今度、其木格と関わったら命はないぞ。」と祁鎮を追い払う。
皇帝はご機嫌ななめ
朝廷では、楊溥が明軍の現況を報告し「長城から出て行かねば八つ裂き」という若微の言葉通りだ、と機嫌よく言った。
于謙は、祁鎮が敵軍にいるので、反撃できないことを匂わせ、使者を送り、祁鎮の解放と退却を交渉することを提案する。
祁鈺が「瓦剌人は狡猾なので、使者を送りつつ攻撃の準備もする」と言うと、楊士奇が交渉には軍使ではなく、礼部の役人を遣わすことをすすめる。
「ならぬ!」と強い口調で祁鈺は答えたので、楊士奇は驚く。
祁鈺は于謙に「城壁の大砲は飾りか?」と問うと、「“防御して攻めず”が皇太后と相談して決めた戦略だ」と于謙は答えた。
楊栄が「“太上皇”を取り戻すのは皇太后の母心を落ち着かせるためのこと。
ご安心ください。」と言い、雰囲気をさらに悪くしてしまう。
祁鈺は「私が兄を取り戻したくない、思っているのか?この玉座はおまえたちが無理矢理座らせたのだ。」と怒って出て行ってしまう。
再び戻った祁鈺は、皆が若微の顔色をうかがい、祁鎮を取り戻そうとしている事に腹を立て、皇帝の座に執着していないと言い、冠を外してしまう。
世渡り上手になれ
楊士奇は于謙を連れ出し、祁鎮を取り戻す話は声高に主張せず、若微を恐れる大半の者たちに適当に合わせろ、と言い聞かせた。
「軽率なことは言わないでくれ、楊閣老」と楊士奇を突き飛ばす于謙。
楊士奇は戦が終われば3楊は引退し、于謙を内閣首輔に推薦するつもりだと言う。
祁鈺の本質は悪くないし、若微は于謙を信頼しているのだから考えなさい、と楊士奇は話し、帰っていく。
交渉
明の使者が500両の金銀と絹織物と引き換えに、瓦剌軍の退却と祁鎮の引き渡しを求めた。
使者を追い返した也先は「山東の備倭兵は瓦剌軍の右翼の背後に移動し、昌平には20万の精鋭兵がいる。
明軍は我らを長城から出さぬつもりだ。私はおまえたちを草原から連れ出した。元通り草原に連れて帰らねばならない。」と言い、撤退を決める。
世渡りは下手
祁鈺は于謙に、戦の膠着状態はいつまで続くのか?と質問する。
「兵糧がなくなり、じきに撤退するだろう。我々は反撃できない。」と于謙は答えた。
「私は反撃の決定を下せぬ」と祁鈺は言うと、于謙はあっさり同意し、祁鈺は不機嫌になる。
祁鎮に傷を負わせれば若微に申し訳が立たない、という持論を于謙は繰り返した。
反撃
于謙が軍営に戻ると、宦官が反撃を命じる詔をもって現れた。
祁鈺は宮殿で大砲の音に聞き耳をたてている、という。
困り果てる于謙。石亨も祁鈺の企みに腹を立てる。
ところが、于謙が命令を出す前に砲撃が始まってしまう。
祁鈺は直接兵士にも命じていたのだ。
也先もまた突然の反撃に驚いていた。
陣営の後退を指示し、祁鎮を自分の馬にしばりつけるように伯颜帖木儿に命じる。
若微の作戦
大砲の音に驚いた若微は直ちに徐濱を于謙の元に行かせる。
三大営を出兵させれば、砲撃をやめる口実になるという意図をくみ、于謙は三大営を出陣させる。
城内では祁鈺が落ち着かない様子で歩きまわっていた。
瓦剌軍の後退を報告にきた宦官に若微の反応をたずねる。
口ごもる宦官の後ろから若微が現れ、祁鈺は思わず後ずさりする。
大明皇妃55話ネタバレ感想
運がいい祁鎮
也先に兵の命について祁鎮が説いた時「どの口が言っとるんや!?おまえが言うな!」とガラ悪くツッコミをいれていたら也先も同じようなことを言ってました(⌒∇⌒)
祁鎮が助かったのも、さかのぼれば祁鈺の「お助け下さい」騒動のおかげ。
天は祁鎮の味方なの?
本当は皇帝でいたい?
祁鈺の器量の小ささが描かれていますが、判断としては悪くない、と思います。
そろそろコメディ部分がほしいですね。
男の権力への執着ってネチネチしていて疲れます(⌒-⌒; )
大明皇妃55話ネタバレあらすじと感想!さいごに
国のために祁鈺を皇帝にした、と明言した若微。
それなら、国のために戦を早く終わらせようよ!
そこが矛盾するから祁鈺が不安定になるのでは?
55話では瓦剌の話を増やしてほしいです!
裏表の多い朝廷の話、チョット疲れました(;^_^A
