祁鎮がとらわれているため攻撃できず、戦は長期化。
不満をつのらせた祁鈺は、とうとう砲撃の命令を出します。
砲撃を止めるため、三大営を出陣させた于謙と若微。
ビクビクする祁鈺のもとへ若微がやって来ます。
それでは、『大明皇妃』第55話のあらすじ・感想を書いていきたいと思います!
前回54話のネタバレはこちら

大明皇妃55話ネタバレあらすじ
餃子の代わりに砲撃を
若微の姿を見て、後ずさりする祁鈺。
朱家の男達がいつも同族でつぶしあう事を若微はあざ笑った。
「息子の帰還を望んでいるだけなのに、なぜそこまでして消そうとするのだ」
「軍を動かそうとしても、大臣たちは誰一人従わない」と祁鈺は答える。
「何事も議案が出され、六部の審議を経て、内閣が陛下に報告する仕組みだ。例え永楽帝であっても勝手気ままにすれば、配下の兵は従わなかっただろう。良い皇帝になろうとしたのであろうが、まだ至らぬな…あせりすぎた。」
と、若微はため息をつき、祁鈺は何も言えず下を向いた。
小心者
瓦剌軍の撤退と祁鎮の無事を伝える知らせがはいる。
祁鈺は過ちを謝罪し、祁鎮が戻ったら帝位を返したい、と申し出た。
心配しているのは、祁鈺のことだと若微は言う。
「祁鎮は遅かれ早かれ必ず戻り、私のそばで罪を償うことになる。怒りは母に向かうだろう。でも、今回の発砲を祁鎮にどう説明するのだ? 骨肉の争いを大臣たちはどう見るだろう?陛下の度量が広く先見性があれば、良き皇帝になれたかもしれない…残念だ。」そう言って、若微は立ち去る。
味方
徐濱は砲撃をとめた褒美に礼部尚書にしてくれ、と言う。
瓦剌の軍営に留まり、祁鎮を守るためだ。
徐濱の決意はかたく、若微はしぶしぶ認める。
也先の元に通された徐濱は、まず祁鎮にひざまずき礼をする。
也先には立ったまま礼をしたため、喜寧が「無礼だ」と責めた。
徐濱はここでは明国を母国とする条約があるため、礼儀として当たり前だと答える。
喜寧は徐濱のかつての地位を思い出し、「偽者の礼部尚書だ」と騒ぎ立てる。
徐濱は動じず「陛下の下僕と也先の犬、どっちなのだ?おまえこそ偽者だろう?」
と言い返し、瓦剌族もつられて笑い出す。也先も笑顔で徐濱を迎える。
新たな敵
戦は終わり、善祥が北京に戻ってきた。
祁鈺と若微が出迎え、善祥は皇帝の母という立場を若微に見せつける。
食事をしながら、善祥は「出家するつもり」と言いだす。
驚く祁鈺。善祥は「孫の朱見済を皇太子にしろ」と暗に若微にせまる。
席を立つ若微に、祁鈺は「全く知らなかった」と釈明する。
「祁鎮を返してもらうためなら、先祖代々の土地以外なら惜しまない」と約束する祁鈺に、若微は責任が増すから身体を大切にするように言う。
老後は草木を育てると話した若微に、早速、善祥から梅の木が20本送られてきた。
イエスマンがいない
引退する3楊を送る宴を若微の助言通りひらいた祁鈺。
楊士奇は「于謙を冤罪で亡くなる忠臣ではなく、老いるまで皇帝を支える名臣にしてやって欲しい」と祁鈺に願う。
楊栄と楊溥はなんとか祁鎮を取り戻す事を願った。
すると祁鈺は「母が見済を皇太子にしなければ出家しない、と言っている。
親孝行として、皇太子にすべきだろうか?」とたずねる。
3楊が、祁鎮が戻り正式に譲位してから皇太子を立てるのが筋だと答える。
気に入らない祁鈺は「飲みすぎた」と言って帰ってしまう。
戦の傷跡
若微は今回の戦で亡くなった魂を供養する水陸会をとり行うよう指示する。
北京近郊では
- 47,775世帯が瓦剌軍の被害に遭い
- 春には河があふれ水害で命が失われ
- 耕作用の牛は瓦剌軍に食べられ
- 農具の鉄器は全てとられてしまった
という。
訴えをききいれた若微は、仏に祁鎮の無事を祈った。
祁鎮の変化
明国の使者が也先のもとを訪れるが、追い払われてしまう。
その頃、瓦剌の軍営にいる徐濱は、洪武帝の側近であった徐達の最期について祁鎮に話していた。
徐達が医者にとめられていたガチョウを食べるように送った洪武帝。
「ちょっと残酷なやり方だと思う」と言う祁鎮に「自分だったら、どうする?」と徐濱はたずねた。
大明皇妃55話の感想
遺伝だった?
54話で祁鈺の粘着性の権力へのこだわりに嫌気がさしていたら・・・
あら!善祥もネチネチしていたわ…┐(´д`)┌
陰湿さに磨きがかかった感じがします。
男だから、というより遺伝・教育だったようですね(;^_^A
何を言わせたいの?
3楊の送別会で祁鎮の奪還の話から、急に皇太子と善祥の出家の話に飛んだのはどういうことなんでしょうね?
息子を皇太子にしたいのなら、相談するな!
どうせ反対されるんだからさ。
やっぱ性格が粘着質だな…
大明皇妃55話ネタバレあらすじ!さいごに
3楊がとうとう引退。
中でも楊士奇が好きでした!声が于謙と肩を並べるシブさ。
歴史的にもっと早く亡くなっていたようですが、永楽・洪熙・宣徳・正統の4人の皇帝に仕えたことには変わりありません。
ホントにおつかれさまでした!
56話からは于謙が頑張るのかな。
大変そうだよこの皇帝も。
56話のネタバレあらすじはコチラ

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